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獣医学教育モデル・コア・カリキュラム準拠 臨床栄養学
《10003897》


販売価格: ¥ 3,300円(税込)


治療においても重要な要素である栄養学を基礎から理解できる

獣医学教育モデル・コア・カリキュラムとは…
 大学卒業時までに身につける必要不可欠な知識を精選した教育内容のガイドライン。

本書の特徴
○治療においても重要な要素である栄養学を基礎から理解できる構成
○疾病をより深く理解する一助として、疾病と栄養素の関連を習得できる内容


「序文」より
 獣医学教育モデル・コア・カリキュラムに「臨床栄養学」という新しい科目が設定される ことになった。「臨床栄養学」は栄養学の基礎の上にたって臨床的な病態を理解し、栄養学の面から病態の悪化を防止し改善できるように実践する学問である。
 従来の栄養学は産業動物に対する「家畜飼養学」とか「動物栄養学」など基礎的学問とし て学習されてきた。その内容は五大栄養素(炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネ ラル)、生理機能、欠乏症および過剰症が中心であった。一方、小動物医療における栄養学 すなわち、小動物領域における五大栄養素や六大栄養素(五大栄養素+水)の働き、犬およ び猫のライフステージごとの栄養管理など基礎的教育にはあまり重きをおかれてこなかった。各種疾患の治療、管理において栄養の管理が必要な場合、個々の疾患との関連のみ取り 扱われてきたが、栄養素と目的臓器との関わり、その疾病と栄養成分との関わり合い、代謝の影響、疾病進行度と栄養管理の関連、他の内科的治療と栄養管理との関連など欠落している部分も多い。
 従って小動物臨床の獣医師は、基礎的栄養学の内容を踏まえずに、臨床現場において栄養管理をしていることが多い(基礎的栄養学は重要であり、治療においても栄養は重要な要素 である)。本教科書において基礎的部分にボリュームを割いているのはそのためである。疾病と栄養素との関連を知ることは、その疾病をより深く理解する一助にもなる。動物に関する栄養管理学の本は数多く出版されているが(主に訳本)、本書をその導入として、栄養管 理の内容をよく理解し、疾病管理に役立ててほしい。


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序文
監修者/著者一覧

【第1章 栄養素の利用と代謝】
○1-1 一般成分
1.水分
2.粗タンパク質
3.粗脂肪
4.粗灰分
5.粗繊維
6.可溶無窒素物(NFE)

○1-2 エネルギーとエネルギー代謝
1.エネルギーの重要性
2.エネルギーの単位
3.体内でのエネルギーの分配
4.三大栄養素のエネルギー価・AtwaterのPFVと修正Atwater係数
5.食事中の代謝エネルギーの求め方
1)代謝エネルギーの実測法
2)修正Atwater係数を用いた計算による食事のME含量推定法
6.動物のエネルギー要求量
1)エネルギー消費費
2)基礎代謝(Basal Metabolism:BM)または基礎エネルギー要求量(Basal Energy Requirement:BER)
3)休息時エネルギー要求量(Resting Energy Requirement:RER)
4)維持期エネルギー要求量(Maintenance Energy Requirement:MER)
5)1日当たりのエネルギー要求量(Daily Energy Requirement:DER)
6)RERに基づくDERの推定
7)代謝体重:体重(kg)の0.75乗
8)MERに基づくDERの推定
9)給与量の算出法

○1-3 水とその利用
1. 水の重要性
2. 体水分
3. 水分出納
4. 飲水量

○1-4 炭水化物
炭水化物の生体内移行経路
1)分類
2)炭水化物の消化と吸収
3)デンプンの消化と吸収
4)炭水化物の代謝
5)糖新生

○1-5 脂質(脂肪)
1. 脂質の生体内移行経路
1)分類と働き
2)脂質の消化と吸収
2. 脂質の代謝・脂質の酸化分解

○1-6 タンパク質とアミノ酸
1. タンパク質の生体内移行経路
1)分類と働き
2)タンパク質の消化と吸収
2. タンパク質の代謝

○1-7 ビタミンとミネラル
1. ビタミンの機能と欠乏症、過剰症
1)ビタミンの機能
2)欠乏症と過剰症
2. ミネラルの機能と欠乏症、過剰症
1)ミネラルの機能
2)欠乏症と過剰症
演習問題

【第2章 臨床栄養学の概念】
○2-1 健常動物における臨床栄養学の意義
1. 犬・猫の食性、摂食行動、嗜好性、異嗜、摂食量
1)犬・猫の食性
2)代謝
3)採食パターン
4)嗜好と嗜好性
2. 犬と猫のライフステージと栄養
1)妊娠期
2)授乳期
3)成長期
4)維持期
5)高齢期(老齢期)
3. 犬と猫の栄養状態評価法
1)体重測定
2)血液検査
3)BCS判定
4)体脂肪率測定
5)筋肉コンディションスコア(MCS)

○2-2 病態にあわせた栄養管理の意義と方法
1. 栄養素がもたらす疾患
2. 栄養状態がもたらす疾病
3. 疾患時の栄養
演習問題

【第3章 消化器および内分泌疾患における栄養管理】
○3-1 消化器疾患の病態と食事による増悪・改善因子
1. 消化器症状の栄養管理
1)消化器の構造と消化器症状
2)吐出と嘔吐
3)下痢症
2. 各種消化器疾患における栄養管理
1)胃炎・胃十二指腸潰瘍
2)慢性腸症(CE)
3)大腸炎
4)巨大結腸症・便秘
5)急性膵炎
6)膵外分泌不全
3. 肝臓の機能
1)肝臓とは
2)肝臓の糖代謝
3)肝臓の脂質代謝
4)肝臓のタンパク代謝
5)肝臓のビリルビン代謝
6)肝臓のビタミン、ホルモン代謝および解毒機能
4. 肝疾患の症状
1)黄疸
2)腹水
3)肝性脳症
4)出血傾向
5. 肝臓の血液生化学検査
6. 肝疾患
1)犬の慢性肝炎および肝硬変
2)犬の銅蓄積性肝障害
3)猫の肝リピドーシス
4)犬と猫の胆管閉塞
5)猫の胆管炎
6)犬と猫の門脈体循環シャント
7)犬と猫の肝臓腫瘍
7. 肝疾患の栄養管理
1)猫の肝リピドーシスでのタンパク質
2)慢性肝炎、肝硬変、銅蓄積性肝障害(犬)、門脈体循環シャントでのタンパク質
3)重度肝硬変、肝性脳症でのタンパク質
4)血漿分岐鎖アミノ酸
5)炭水化物
6)食物繊維
7)カリウム(K)
8)ナトリウム(Na)
9)銅
10)亜鉛(Zn)
11)ビタミン
12)L-カルニチン

○3-2 糖尿病の病態と栄養管理
1. 糖尿病とは
1)インスリンについて
2)ヒトでの糖尿病
3)犬と猫の糖尿病
2. 糖尿病の症状
3. 糖尿病の診断
4. 糖尿病のインスリン治療と栄養管理
1)犬
2)猫
演習問題

【第4章 泌尿器および循環器疾患における栄養管理】
○4-1 慢性腎臓病の栄養管理
1. 主要栄養素
1)水
2)タンパク質
3)リン(P)
4)ナトリウム(Na)およびクロール(Cl)
5)カリウム(K)
6)ω3脂肪酸
7)抗酸化物質:ビタミンEおよびC
8)酸性化剤および緩衝剤
9)ビタミンD
2. 給与プラン

○4-2 尿石症の栄養管理
1. 尿路結石(尿石)症とは
2. 各検査の注意点
1)尿中の結晶
2)尿pH
3)X線検査
4)血液検査、血清化学検査
5)尿石の分析
3. 犬のシュウ酸カルシウム尿石
1)生成要因・病態
2)食事療法
4. 犬のストルバイト尿石
1)生成要因・病態
2)食事療法
5. 犬のプリン代謝に関連する尿石(プリン尿石)
1)生成要因・病態
2)食事療法
6. 犬のシスチン尿石
1)生成要因・病態
2)食事療法
7. 猫の下部尿路疾患(Feline Lower Urinary Tract Disease:FLUTD)
8. 猫のシュウ酸カルシウム尿石
1)生成要因・病態
2)食事療法
9. 猫のストルバイト尿石
1)生成要因・病態
2)食事療法
10. 猫のプリン尿石
1)生成要因・病態
2)食事療法

○4-3 循環器疾患の栄養管理
1. 心血管系疾患の概要
2. 代表的な心血管系疾患
1)犬の僧帽弁閉鎖不全症
2)猫の肥大型心筋症
3. 慢性心不全の病態
4. 心臓性悪液質
5. 薬物療法
1)アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬:ACEI)
2)利尿薬
3)強心剤
6. 食事性増悪因子と栄養管理
1)肥満
2)ナトリウム(Na)とクロール(Cl)
3)カリウム(K)
4)タウリン
5)L- カルニチン
6)ω3脂肪酸
演習問題

【第5章 その他の疾患における栄養管理】
○5-1 皮膚病に関わる栄養素とアレルギー性皮膚疾患における病態と栄養管理
1. 多価不飽和脂肪酸
2. タンパク質・壊死性遊走性紅斑(表在性壊死性皮膚炎、肝皮症候群とも呼称される)
3. ビタミンA・ビタミンA反応性皮膚症
4. ビタミンE・猫の汎脂肪織炎(脂肪組織炎、黄色脂肪症とも呼称される)
5. 亜鉛(Zn)
1)亜鉛反応性皮膚症
2)ジェネリックドッグフード皮膚症
6. 食物アレルギー
1)症状
2)食物アレルゲン
3)診断
4)抗原となる原因食品成分の診断
5)治療
6)現時点での犬の食物アレルギーの評価
7. 猫の食物アレルギー
1)症状
2)診断
3)治療

○5-2 骨関節疾患の栄養管理
1. 股関節異形成
2. 骨軟骨症
3. 危険因子
4. 栄養学的因子
1)エネルギー
2)カルシウム(Ca)とリン(P)
3)その他の栄養素
演習問題

索引


監修:
左向敏紀
執筆:
阿部又信、左向敏紀、大島誠之助、森昭博、徳本一義、百田豊
サイズ:B5判 並製本 188頁 2色カラー
発行年月日:2015年4月6日
ISBN:978-4-89995-876-5