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小動物の神経疾患救急治療

総監訳 : 徳力 幹彦
原著 : Small Animal Neurological
Emergencies(MANSON PUBLISHING:2012)
編著 : Simon Platt /Laurent Garosi
A4判/上製/600頁予定/オールカラー

ただでさえ一分一秒を争う救急対応。そこに神経系の要因も頭をかすめたとき、対応のハードルが一段と高くなるのは臨床家の誰もが経験していることでしょう。心疾患由来なのか? なぜ痛がっているのか? その発作の原因をどう見分けたら良いのか? 一瞬の戸惑いもなく、最良の診断・対応をその手に。 臨床家待望の本、登場です。

獣医神経学のスペシャリストに聞く!臨床現場での活用法

長谷川 大輔先生

日本獣医生命科学大学 獣医放射線学研究室
アジア獣医内科学神経科専門医

二次診療では、MRI検査や脳脊髄液検査といった高度な診断技術に基づいて、救急対応としての麻酔、鎮静・鎮痛、さらにはてんかん発作重積の管理や急性悪化した脳炎の治療、はたまた緊急の脳外科・脊椎外科の対応を迫られる。限られた時間のなかで、最新の文献をいくつか調べて吟味している余裕はそれほどない。目の前の症例の診断項目に見落としがないか(本書はフローチャートが多く、現場でぱっと確認できる)、この疾患には何か新しいアップデートがなかったか、アレの薬用量や投与間隔ってどうだっけ?(各章ですぐに利用可能な表が多い)などというときに、本書は極めて容易にそれらの情報を提供してくれる。高度な診断装置や神経外科の対応ができる二次診療の病院にとって、時に私自身の虎の巻としても、今一番使いやすい臨床神経病の参考書ではないだろうか。

桑原 孝幸先生

桑原動物病院
前橋アニマルメディカルセンター院長

本書は実際の臨床に必要な診断・治療方法を中心に、最新の文献情報、豊富なCTやMR画像を用いて説明されている、極めて実践に即した神経救急の書籍である。また、一次診療でも遭遇する機会の多い神経救急疾患が、バランスよく網羅されているのも本書の特徴である。特に、てんかん発作重積、各種脳炎、急性椎間板疾患、頭部・脊椎外傷、脳血管障害に対するアプローチ方法や予後について的確に記述されているため、限られた時間の中でさまざまな疾患への対応を迫られる多忙な臨床獣医師には必見である。さらに、他書ではあまり扱われていない神経麻酔、疼痛管理、輸液、術後ケアやリハビリテーション分野についてもしっかりと章立てされ、解説されている。このような神経救急疾患に特化した本書は、書棚に飾っておくものではなく、仕事場の手の届く場所、ベッドサイドに常備してほしい一冊である。

● 神経疾患の鑑別診断から治療までをまとめた良質な1冊!
● 治療に直結する必要な知識と診断・手技を豊富な図と美しい画像でわかりやすく解説!
● よくみられる神経救急疾患の症状ごとの対応法を紹介!

具体的な臨床徴候について、神経解剖学、神経学的評価、一般的な原因となる疾患に関する鑑別診断・治療までを解説。

各疾患の病因/病態生理、臨床徴候、鑑別診断、診断、治療、予後などを解説。

CONTENTS

【第1部】入院および神経疾患の診断的検査
神経救急疾患の検査、呼吸および心血管系の支持、重症の神経疾患症例の代謝についての評価、神経学的救急疾患の画像診断ほか

【第2部】判 断
鈍麻・昏迷および昏睡、発作、運動関連性の虚弱と虚脱、運動失調、急性の不全麻痺および全麻痺、脊髄痛、急性盲目、急性の振戦と不随意運動、捻転斜頸と眼振、頭部と顔面の急性障害、跛行の不全単麻痺および神経学的原因ほか

【第3部】救急疾患各論
脳血管障害、虚血性脊髄症、中枢神経系の感染性疾患と炎症性疾患、脊髄外傷、急性椎間板疾患、重症筋無力症、頭蓋内腫瘍と二次性病理的影響、代謝性脳症、神経中毒ほか

【第4部】特異的治療の課題
救急神経麻酔、神経疾患の患者の疼痛管理、輸液療法ほか

付録 1.救急用薬剤使用方法(薬剤の機序、用量、副作用に関する情報などを選択して記載したもの)
2.単位および基準範囲
3.輸血監視シート

※各章・各項のタイトルは変更になる可能性があります。

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